【工房や店舗装飾に最適】アイアン鋳物の高級感あるアンティーク塗装

 

こんにちは、工業用ミシンを製造するニッピ機械です。
当社は70年間、兵庫県で靴やカバンを製造する工業用ミシンをNIPPYブランドで製造、販売しています。

戦後からミシンは一家に一台と、足踏みミシンが私の実家にもまだ現役で活躍しています。
当時のミシンは黒色が多く、ミシン脚も様々な凝ったアイアン模様が特徴で、
ミシンの形や外観に目を引かれ、印象に残っている人は多いのではないかと思います。

当社の製品で70年間販売する「高級感ある鋳物のピアノブラック塗装」についてご紹介します。

 


鏡の様な艶、NIPPYブラック鋳物塗装とは

工業用のミシンの本体は振動吸収や剛性や複雑形状の為に、昔からアイアン鍋や文鎮、門扉、装飾建材で使われるような
鋳物(イモノ)で作られています。日用品や装飾品以外にも一般的に鉄をゴリゴリ削る工作機械設備も
摺動部や心臓部は鋳物部品を多く使用されています。

1959年製アンティークミシン

鏡面光したピアノの塗装を一般的に「ピアノブラック」と言われていますが、
当社の塗装は鋳物に行うピアノブラック、NIPPYブラックと呼ばれています。
NIPPYブラックの特徴は、鏡の様に磨かれた表面異形状な鋳物の形
との相性が抜群に良く、国内外のNIPPYブラックを好む声を聴きます。
以前、あまりにも塗装に手間が掛りコストUPになるので、NIPPYブラックから別の塗装色に変更を相談したところ、
海外の顧客から「NIPPYブラック塗装技術は日本の技術の証ですよ、色を絶対に変えないでください」と提案を
却下され、その時NIPPYブラックの価値を再発見しました。
吸込む様な艶感に虜になられる方は多いのではないかと思います。

現在のミシンのほとんどが生産性向上、コストダウンから粉体塗装と言って、小さな粒静電気で付着させる
塗装を行っており、表面の凹凸をあえて凹凸柄で隠す塗装が国内外主流になっています。
その為、現在ではミシン業界では国内で唯一鏡面仕上げ塗装を行うメーカーになっています。

鋳物ピアノブラック塗装
NIPPYブラック塗装 光沢ある艶

 

 

 

 

 

 

 


NIPPYとピアノブラック塗装の歴史

当社とNIPPYピアノブラック塗装の歴史は創業に遡ります。
創業した1947年時点ではは多くのミシンメーカーが存在し、各社ともピアノブラック塗装を行っていたそうです。
鋳物製品の製造は鋳物鋳造(製作)、加工、塗装はとにかく大変な作業です。

鋳物鋳造の作業場は❝暑い、汚れる、肉体労働❞
鋳物加工は❝素材に凹凸が大きく加工し難い、加工設備が壊れやすい❞
鋳物塗装は❝重たいし、表面の凹凸除去に手間がかかる。❞

30年までは近隣にも鋳物鋳造所や鋳物塗装先の工場がありましたが、ミシンメーカーが減少し鋳物製造工場も減少しました。
塗装工場では、鋳物は手間がかかるので、鋳物より手間がかからず、収益性の高い、金属板金塗装業に変更する工場が出て、
年々鋳物塗装先が減少し、当社も塗装依頼先を探す事に非常に苦労しました。長年大阪の80歳近いおっちゃんが頑張って
塗装してくれていましたが、高齢化により工場が廃業する事になり、
現在は当社社内で鏡面仕上げ塗装の技術を確立することが出来、現在NIPPYピアノブラック塗装は
内製化しております

 

 


鋳物鏡面塗装は見えない技術の集積

鋳物素材

鏡面仕上げの鋳物塗装工程をご紹介します。
当社が仕入れてきた状態の鋳物の素材状態です。
表面は鋳物の素材の肌なので、ゴツゴツしています。

 

 

 

 

 

①機械加工工程

鋳物の機械加工

鋳物の素材に組立出来るように、表面を削ったり、
穴やネジを開ける加工を行います。
鋳造された鋳物の表面は平らではないので、
平らな面(基準面)を作ってから、工作機械を
使用し加工を行います。

 

 

 

 

②パテ、研ぎ工程

鋳物 パテ研ぎ作業

機械加工した材料に直接塗装をした場合、表面の凹凸や段差が
鏡面仕上げの場合特に表面にでてきます。
その為、段差があるような部分にパテを塗り、後で削り込み
表面を平らにしていきます
この工程は1回では終わらず、塗装中にも何度も何度も凹みが
あればパテ研ぎ作業を行っていきます。
材料が平面部品であれば作業はしやすいのですが、
R形状や異形状な場合は技術が必要になります。

 

 

③塗装工程(焼き付け塗装)

最終的に表面仕上がり状態まで表面を仕上げていきます。
この工程で特に気を付けているのが、鋳物材料にゴミが付着
しない事です。
塗装工程中に鋳物材料にゴミが付着すると仕上がった状態では
凹凸や凹みが出る場合があります。
最新の注意を図って仕上げていきます。最終的に鏡面したNIPPYブラック
までには、最終的に見えない工程を繰り返し繰り返し行っています
本当に手間のかかる工程ですが、仕上がった状態は毎回格別です。

 

 


工房や店舗装飾の机や家具のアイアン鋳物も塗装出来るの?

 

 

現在ミシン業界では塗装は
当社が保有する設備は大量生産よりは、小ロットに対応する加工設備や塗装設備になっています。

当社のモノ作りは一点一点を時間を掛けて作り込んで形態が多い為、当社オリジナルの技術で
きめ細かいご要望にも
対応出来ます。

                           これからも永い間使っていきたいものだから
アンティーク調のアイアン鋳物のレストアやお直し、色を変更のご要望
にも対応致します。
                             まずはお気軽にお問合せください。

 

 

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